私が通った小学校の図書館は渡り廊下で別棟になっていて、
図書館だけ、独立していました。
とてもお気に入りの場所でしたが、絵本は好きだったものの、
自分からすすんで読むタイプではありませんでした。
そんななか、今江祥智さんの本に出会います。
たしか、タイトルは「ぽけっとにいっぱい」。
装画が長新太さんだったのを覚えています。
それからは、お二人の手がけた本を手にとるようになりました。
長さんの生命力に溢れた色と、極太タッチのイラストは
子供の私でも圧倒され、ワクワクしました。
本から、絵が飛び出して、こちらに向かってくるような感覚。
当時は、イラストレーターという職業もまだ始まってなくて、
挿絵とか、装画とか、そんな呼び方が大半でした。
時代的には「日本昔ばなし」がちょうど始まったころ。
その影響もあって、より多くの絵を目にするようになり、
自分なりに、センスがいい絵だとか、怖い絵だ、とか、
ちぎり絵画家の母とともに、ジャッジしていました。
たしか、オープニングと「桃太郎」は、
五味太郎さんのイラストでしたよね。
ユーモア満載の五味さんの絵も大好きでした。
佐藤さとるさんの「おばあさんのひこうき」も素敵な物語でした。
いまは、きになる本があると、気軽にWEBで探すことができ、とてもありがたいです。
今からちょっと自分のルーツ?、検索してみようかなと思います。
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